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雨が降り続いてどんよりとした空の下を
大して興味のない教科の問題集を
かばんに入れて通う講習会
窓の外を眺めている時間のほうが
文字を追うよりも長い気がする
去年の夏は まだ自由がいっぱいだった
ひとつだけ歳が違うだけで
半そでから伸びる日に焼けた腕は
大人に見えた
来年の夏 あの日に焼けた腕を
もう一度見かけることはあるのだろうか
そんなことを思っていた梅雨も終わりが近づき
土用を目前に 暑さ対策をして
日に焼けた肌よりも 滋養の話に気持ちが動く
遠い記憶の梅雨が
懐かしく思える半夏生
Good day and Peace and Love
いま できることを すこしづつ だれかのために